野球理論君

2012年3月24日 (土)

スポーツ心理学

人間は体に負荷をかけて強くなる。しかし、オーバートレーニングは心に悪影響を与える。どうしても「回復期」と適正なトレーニング量を維持しなければ「心」「メンタルな強さ」は維持できない。
回復には「食べる」「飲む」「寝る」「昼寝」などがあるが、
「食べる」と「自信を増し」「前向きになる」
「飲む」と「心が落ち着き」「恐怖や怒りが減る」
「寝る」と「空想に浸れて」「喜びが増す」
「昼寝」をすると「気がまぎれて」「安全感や安心感が増す」
アスリートは「少ない練習」にもストレスを感じるので、「適正な練習」を行いながら、このような「回復」という作業をする。
「食べる」「飲む」「寝る」「昼寝」以外にもいろいろある。どのような効果があるのかを明確にしたのがジム・レーヤーの論客としての特徴だとされる。
レイ・ブンブン・マンシーニは、20分から30分の「録画したお笑い番組」を見て、笑ってから眠りについたそうだ。「そうしたらよく眠れる」と書いてあった。YouTubeで「松本人志のコレクション」をするのも案外大事かもしれん(笑)。

もちろん、アスリートは現実の心の状態とは別に「ふさわしい心の状態」をつくらなければならないという意味では役者でもある。怒っていたり、恐怖を感じていたり、落胆していてはいけない。あくまでも「自信に満ち、心が力に満ち、リラックスしていて、楽しんでいて、挑戦的である」というような心の状態を「演じなければ」ならない。この心の状態に近づけるためにも、「条件はある」というのがスポーツ心理学の研究だ。「殺人本能」のように無理難題をアスリートに要求するのは学問ではないのだ。

結局、アスリートに求められる「感情」は「柔軟であること」「反応がいいこと」「強いこと」「弾力性があること」の四つだとされる。「楽しい」「ファイティングスピリット」「ユーモア」などは柔軟性からくるし、反応が悪いと精彩を欠いたり、物事に屈したりする。強さは物事を乗り越える基本だし、弾力性は多少殴られても平然としている条件だ。こうした「タフネス」は「結局は体のタフネスだ」という議論を
ジム・レーヤーは展開している。心に無理難題を押し付けるものではなく、しっかりと体のコンディションを作れば、「タフな心」は作れるというのだ。

体と心の関係。
・慢性的な疲労→退屈→思考の混乱
・筋肉痛→落ち込む→集中力がなくなる
・ケガ→悲しみ→心が間違いを犯す
・慢性的な病気→モチベーションが下がる
・苦痛や痛み→怒り→慢性的に心が疲れる
・思うように食べられない→怒り狂う→非理性的な考え
・思うように眠れない→不安→問題解決力がなくなる
・体重が思うように落ちない→楽しくなくなる→マイナス思考

「疲労回復には何がいいのか」
・肉体的には
何もしないで座っている。
運動をしない。
手足を床に投げ出す。
・感情的には
一定期間、競争によるストレスから離れる。
ストレスとなる指導者のもとから解放される。
感情的に危険を冒さない。
・心理的には
その競技のことを考えない。
競争から自由になる。
一定期間テレビを見る。

以上の研究があるが、俺は、勉強の疲労回復に「ゲームは有効なのだろうか」と考えたことがある。勝敗に何ら責任を負わないゲームならば有効かもしれない。しかし、一番いいのは「録画したテレビ番組」のようだ。

「ノーペイン・ノーゲイン」はナンセンス
この言葉はあくまでも気持ちの問題を表現したものであり、通常は、
「痛みは、ストップしろというメッセージ」
「不快感は、注意しろという警告のメッセージ」
であるとされる。不快感を感じたまま物事を続けると「痛み」が発生する。精神的肉体的ストレスは人間を成長させるが、成長するのは回復期の時であるという視点が大切だ。

スポーツ心理学さえ踏まえれば、DeNAはオープン戦の勢いでシーズンを通す可能性が強い。

♪疲れていると 弱気になる 人は単純な生き物♪
http://www.youtube.com/watch?v=erpfUitSGyg

最後に、私は司法試験に何度も失敗したのですが、常に疲労困憊した状態で試験を受けていました。昔の日本ではそれが当たり前だったのです。日本のボクシング界も同じでした。そんな時に、私はアメリカのボクシングヒーローだった「オスカー・デラホーヤの顔色の良さ」に注目したのです。彼の試合前の顔色の良さが私のこの研究の出発点だったのです。それを最後に記しておきたいと思います。

2012年3月10日 (土)

ピッチング理論

「ピッチング理論」
学習過程
①速くてコントロールされた速球を覚える。
②速い変化球を覚える。
③球に緩急をつける技術を覚える。
④けん制やランナーを足止めする技術を覚える。
⑤守備の一員としてのフィールディングを覚える。

投球プロセス
①バッターと対峙してグローブを前に置く。
②足を上げてバランシングされた瞬間を作る。
③バランシングが一気に崩れる局面。
④足を前に置き、パワーを爆発させる局面。
⑤フォロースルーの局面。

バッターと対峙してグローブを前に置く
四段階の過程を経る。
①分析:キャッチャーからのメッセージを受け取り、どの球種をどこに投げるかを決める。
②ビジュアル化:ボールがどのような軌道を描くかを想像する。
③集中:息を吐いて集中力を高める。
④執行:軸足をピボットして投球動作に入る。

足を上げてバランシングされた瞬間を作る
この瞬間は肩が水平になっていて、オーバーローテートしてはならないとされる。この瞬間の動きは完璧にコントロールされていなければならない。

バランシングが一気に崩れる局面
この局面が最もダイナミックだ。
キャッチャーミットに目線を合わせて、前の腕と、投げる腕と、ストライドがシンクロしていなければならない。
前の腕の使い方は重要だ。マウンドはダウンヒルであるために、肩のバランスをとるのに前の腕をうまく利用しなければならない。そうしないとテイクバックした投げる腕をうまくパワーを爆発させる局面にもっていくことができない。
ボールを持った手はボールをセカンドの方向に向けたままトップの位置にくる。前足を正確に投げる方向に踏み出して着地させるが、重心は後ろに残したままボールの向きをバッターに向けた瞬間「パワーを爆発させる局面」に突入する。
肩や腕が遅れて出てくるほど爆発のトルクが強くなる。着地した足に一気に体重が乗る。マウンドの傾斜もうまく利用しなければならない。ピッチャーが走り込みをやらなければならない理由は後ろに体重を乗せたまま、前足を踏み出すために、体重移動を力でやっているためだ。江川卓氏はこれを「沈み」と呼んだが、どうもこの「体重移動」が体力勝負となっていて、ピッチングが「球にトルクを加える格闘技」として成立しているようだ。
また、この瞬間ピッチャーがどれほど速い腕の振りをしているのかはまさに驚異的だ。そうやってリリースポイントを迎えるのだ。ボールは角度をつけて下の方向に向かっていく。

フォロースルーの局面
アメリカ人は、投球におけるフォロースルーを「ケガをしないためにはその重要性をいくら強調しても足りない」と考えているようだ。いろんな投手のフォロースルーを見てみればよいだろう。

なお、投手の実力を測定するうえで「ひじの位置が低いなあ」と思ってみてみると面白い。投球術に優れた投手は必ずひじの位置が低いのだ。このへんの論点も詰めていくと楽しめる。

明確にしておきたいのは、ストレートの握りだよ。
二つの縫い目に二本の指を合わせる「ツーシーム」のストレートは「微妙に沈むかスライドする」とされていて、「低めに集める」
フォーシームのストレートは「伸びる」ストレートなので、ストライクゾーンをいっぱいに使えるんだ。
こういう情報もあまりないんじゃないかな。

外角低めをピッチャーが練習する理由は「一番難しいから」なんだよ。
右投手が右打者の外角低めを攻めることは「自分の腕と逆側を狙う」と言って、ボールを長く持たないといけないし、ツーシームの変化も少ない。
左投手が左打者のインコースで圧倒的優位な理由もここにあるようだ。

制球難に苦しんでいる投手には「あちこちのコースを要求するな」ということなんだ。
一か所に絞って、リリースポイントをあまり変えさせないほうがいいんだ。
黒羽根なんかは覚えておいた方がいいね。

キャッチャーは、ミットを標的としてピッチャーに示さなければならない。
なぜなら標的は「リリースポイントを決める」ことを意味するからだ。
初球ボールだったら同じボールを要求したりする。
簡単に調整ができるんだ。
ストレートのファーボールを出すようなら二軍行きなわけだろ。

ブルペンではむしろ、あちこちに構えて多様なリリースポイントを投手が感覚として覚えたほうがいいんだ。

2012年2月 8日 (水)

洋書の探求~俊足とはなにか

アメリカの機能的トレーニングの本を読んでいると、足の速さって何だろうというテーマがある。

結局、「回転数ではなくストライドの長さである」とされている。増田明美だってマラソン解説で「ひざが伸びている」と指摘するだろ。ところが、ストライドを伸ばすのもまたスポーツなんだよ。

ももを上げるトレーニングをひたすら繰り返したり、蹴り足を強化するために壁を押して蹴り足に負荷を加えたりする。そうやって、一連の流れでストライドを伸ばすんだよ。

才能で割り切るのではなく、若い連中にはそういう研究のもとで「足」というものを考えてもらいたいよ。

シーズンオフに"Functional Training"という本を買って自分でやるなりしないと高給取りにはなれないだろうね。

2012年2月 7日 (火)

洋書の探求~ピックオフプレー

ランナーがいるケースではピッチャーはピックオフ(けん制)の技術を知らなければならない。
キャッチャーとしてはクイックの投球では、投球動作から1.3秒から1.5秒以内の捕球を
望んでいるとされ、この時間からおのずとクイックの投球技術も磨かれるだろう。
ピッチャーはセットに入ったら「3秒以内の静止」までが認められているため、
それ以内の時間にけん制するのかホームに投げるのかを決めなければならない。
ピッチャーはビデオを見ながら「3秒」を千分の一秒単位でカウントしているとされる。
それならばルールには反しない。
けん制は両足に等しく体重を乗せ「ジャンプ」「ピボット」「ステップ」で投げるのだ。
ランナーはピッチャーが「ジャンプ」した瞬間に帰塁する。
そのため、ピッチャーは「ジャンプ」をできるだけ小さくする技術が必要なのだ。
ノージャンプのけん制球は反則だろう。
これが、右ピッチャーが一塁をけん制する技術だと考えていい。

ジャンプというのが分からねえな。
足が宙に浮けばプレートからは「足が離れた」と認定できるね。
つまり、プレートから足を一瞬でもはずす技術、と考えればいいのかもしれんな。

これ見てみろよ。メジャーで一塁へのけん制球の芸術とされている映像らしい。
本当に「ジャンプ」しているんだからド迫力だよなw
http://www.youtube.com/watch?v=-EEZFE3BJQ8

 

けん制球の研究で、右ピッチャーは、一塁のけん制で「ジャンプ」「ピボット」「ステップ」をやって投げるが、

盗塁もまた、左足の「ジャンプ」の強さが決め手になる。

つまり、ピッチャーが「ジャンプ」しなければランナーが「ジャンプ」する。

ピッチャーが「ジャンプ」すればランナーが帰塁する。

実にエキサイティングなゲームが「盗塁」だということになる。

アメリカ人はベースボールを楽しんでいるよ。

駒田君が怒った理由~投手のベースカバー

この動画で駒田が笑いをとっているが、実は駒田が一塁ベースカバーに入った投手が
「右足から入ってくれない」ということに怒っているのだ。
投手は右足で左下の部分を踏む。
ランナーのエリアには悪送球以外に立ち入ってはならないのだ。
投手のフールディングに「こっちだって頭に来てんだよ」と言っているのだ。
http://www.youtube.com/watch?v=SsBVQT_me30

Basecover

投手はこの経路をたどって右足で一塁キャンバスの左下を踏む。

左にゴロの打球が飛んだらとにかく一塁キャンバスに向かって走るべし。

DeNAに見る球団経営哲学

神奈川県の政治がDeNAだろ。
地元のテレビ局に放映権を売る。そこに神奈川建設八社がスポンサーとして絡む。
市営地下鉄・JRなどの鉄道沿線には住宅地があり、デパートがあり、球場があり、球団がある。
だから野球チームには鉄道会社が多い。みんなデパート・鉄道・住宅地をもつんだよ。
そういうビジネスモデルをDeNAも構築したいのは事実だよ。
得点差が離れれば客が帰るだろ。とにかく「結果が分からない」ものに人は集まるんだ。
DeNAの試合が「結果が予測不能」であれば放映権も売れるし、チケットも売れる。
そうすれば、鉄道・デパート・住宅地関連のビジネスに株なり社債を売りつけられる。
それが「資金力」となるわけだよ。
「予測不能性」は一応はドラフト制度で試みているけど、トレーニングするのは選手だからな。
選手は「頑張ればカネをもらえる」仕組みを球団に求めてくる。
それに球団側も資金面でのバックアップをしないといけないね。
おカネ目当てで野球をやっているのが職業野球だからね。
ブログの人気に選手が喜ぶよりも、預金通帳を見て選手が喜ぶチームが強いんだよ。
球場でビールを飲むということ自体、みんな帰りは電車を利用することを意味するだろ。
鉄道沿線の連中を球場に引き込むためにやるんだよ。
市営地下鉄やJR、京浜急行の連中はDeNAには頭が上がらなくなるわけだな(笑)

2012年2月 6日 (月)

洋書の探求~送りバントの技術

送りバントというものは早いイニングで通常使うものではない。なぜなら、チームは早いイニングではビッグイニングを望んでいるからだ。それは理解しておいた方がいい。それを踏まえて、バントの局面であると野手が判断したら野手はそれに対応した陣形を作る。
注目すべきは足の位置だ。
完全に投手に向き合って打席に平行に構えるときは100%バントと決めているときだ。
それ以外にも、通常の打撃のスタンスから足を少しひねる程度の足の位置にすることもあるし、その中間にフリーに足を置く場合もある。
一番確実なのは100%バントと決めた投手に向き合った構えをするバントだが、それ以外の技術も多用してうまく野手をかく乱してバントを決めるのが優れたバント技術なのだ。

100%バントの場面で、ファーストやサードが「そりゃねえべ」ってぐらい前進してくることがあるが、そういうときは、バッターも体と両足をピッチャーの方向に向けてバントすればいいんだよ。正確なバントが保障される。
野球ってのはうまくできてるよな。

Bant

100%バントの時はこうするしかない。人生よりフェアなゲームだ。

Bant2

打撃のフォームからピボットを使ってバント。

Bant3

ちょっと精度が上がるフリーの形のバント。

(すべて足の位置に注目してください)

2012年2月 5日 (日)

洋書の探求~キャッチャーの捕球

キャッチャーは、投手が追い込んだ時やランナーがいるとき、天候が悪いときなどに捕球技術が優れていればいるほどピッチャーに安心感を与える。
さらに、投手の疲労なども把握できるし、実は投手陣だけでなく投手コーチとも連携して動く。場合によっては投手に歩み寄るのもキャッチャーだ。だからこそ、誰がキャッチャーをやるかが議論になる。
キャッチャーがピッチャーのいいところを引き出す役割を果たす。まずは捕球技術だが、3つある。
「サインを送るときの技術」「ランナーのいない場面での技術」「ランナーがいる場面での技術」だ。
サインを送るときは、実は、古田がなぜバッターを見ているかというと「サインを盗まれていないかを確かめている」のが真相なのだ。バッターを観察しても意味はない。サインを出すひじの動きすら隠しているとされる。三塁コーチからもミットでサインを隠しているとされている。捕球技術は、つま先を外に向けて、片方の腕をファウルチップから守るために背中の方に置く。半月状に投手にミットを示すのだ。きわどいボールは「ナイスピッチ!」などの各自の考えたフレーズでアンパイアにアピールしているとされる。アンパイアがストライクをコールしやすい条件を整えるのだ。ランナーがいるときは、腰を若干上げて捕球をする。これを踏まえないと盗塁阻止率は下がる。
アスリートである以上、体力勝負なのはどのポジションだって同じなのだ。

キャッチャーの文章を書いて考えたのだが、「サインを盗まれない」というのもキャッチャーの技術だとすると、盗まれたらキャッチャーのエラーだよな。セカンドランナーの合図も見なければならないし、バッターの目線や反応も見なければならない。昨年までベイスターズはキャッチャーがエラーしまくってたんじゃねえかな。

まあ、今年からベースボールをやろうや。
捕手のサインを隠す技術さえキャッチャーがマスターすれば、有識者も「強いチームには変わりはない」という認識らしいよ。
捕手の「技術」の一つだったということだよ。

キャッチャーが盗塁を刺すのは「肩」だけではない。足のステップが大事だ。肩だけでなく「ピボット」「ジャブピボット」「ジャンプピボット」という3つのステップで一気に送球するんだ。
これを理解してほしいね。捕手はこの指摘だけで送球技術がかなり向上するようだ。13塁の局面で一塁ランナーに走られるのが難しいらしいね。キャッチャーは瞬間的に体勢をピボットで変えるが、そのまま投げたらデタラメになる。左足で「ジャブ」を入れて送球方向の正確さを確保して、右足の「ジャンプ」で投げる。
大事なのは「正確さ」であり、この局面でも刺す覚悟が必要になるね。

キャッチャーのブロッキング技術は、基本的に、右足を地面にべたりとつけて三塁側に向ける。左足を立てて次のプレーに備える。
やはりホームの一角はランナーのために開けるんだよ。
ホーム上のランナーとのクロスプレーでもタイミングの勝負をするんだ。
キャッチャーはね。
タイミングで間に合わないと思うランナーがスピン(回り込み)をやるわけだろ。
これがベースボールなんだ。
キャッチャーのブロッキングを「タッグプレー」というアメリカの水準に合わせるかどうかは今後、球界で議論してもいいと思うね。

2012年2月 2日 (木)

洋書の探求~メジャーリーグはまさに体力勝負

ファーストってのは、バッターランナーが一塁をけったら二塁に入るだろ。

外野の間を抜けたら、内野でサード側と一塁側のどちらかで中継プレーをやっている。

内野で中継プレーをするのは一塁手なんだよ。

そういうアメリカの常識も他の選手がうまく戦術通りに動いてくれなければ成立しないからね。

局面ごとの配置ってのがあるね。

サードの動きが小さいのは事実だよ。

基本はベースに入ることだとされるケースが多い。

しかし、レフト前ヒットなら、内野の中継プレーにはサードが入る。

ライト前ヒットならセカンドのベースの後方まで行くこともある。

外野に打球が飛んだ場合に覚えることが少なくていいポジションだね。

外野に打球が飛んだら、打球音と同時に9人の選手は一斉に動き出すんだよ。

あらゆるケースの図を「アメリカベースボールコーチング連盟」が出している。

アマゾンで"Baseball Skills & Drills"を買ってみると面白いよ。

図で書いてあるから英語なんてわからなくてもいいんだ。

二遊間で面白いのが、セカンドもショートも「外野の間」を打球が抜けた時に、外野のボールの位置と

三塁ベースの中間にセカンドとショートが同時に入る。

外野の間を抜けた時にサードを殺す中継プレーにセカンドとショートが入る。

イチローみたいにレーザービームができる外野手だけではないよ。

とにかく外野まで走らなければならないのがセカンドとショートだ。

右中間を打球が抜けた時に、セカンドとショートが外野に走るのは多分、大歓声の中で

「サードに送るかホームに送るかをどちらかが指示をしろ」という意味だと思う。

プレーする選手には近くに「コールマン」という指示を出す人が必要だ。

野球は打たれてからがゲームだからな。打球音と同時に9人がランナーを止めに動くんだ。

走るのも必要だし声を出すのも必要だ。

中畑は基本を踏まえているんだよ。

結局、外野の間を打球が抜けた場合には、一塁はもはやとられるわけだな。

ショートとセカンドが三塁にボールをつなげばランナーは二塁で止まる。

二塁はあくだろ。

そこで考えてみてほしい。

打球を見た瞬間に、一塁手の方がバッターランナーよりも二塁ベースに到達するのは早いだろ。

距離的にはね。

二塁で殺すなら一塁手が二塁ベースをカバーするわけだよ。

一塁手がそこまで走るのがベースボールであり、

抜かれた一塁でそのまま突っ立っているのが野球なんだよ。

「走る野球」ってのはそういう意味なんだ。

やるかやらないかはコーチが会議で決めるしかないんだ。

そのための話し合いだし、走るのか走らないのかが問われる。

ボクサーがフィジカル面で「27メートルを走るのが嫌」なんて奴はいないだろ?

野球というものをどういうものにしたいのかが問われるわけだな。

結局、開き直って「どのみち最下位ならば本物のベースボールが見れるのはDeNAだけ」

と銘打って客を呼ぶしかねえんじゃねえか(笑)

ライトとレフトがどう違うかというと、ランナーはサードを回ってホームを狙うわけだから、

レフトがサードのバックアップに走ってもらえるかどうかというのは重要な視点だよ。

フロントが「走らなければならないポジションを高く査定する」という意識は必要だね。

俺も英語を読むのが面倒なんだが、ランナーがいる場合のセンター前ヒットとライト前ヒットでは

レフトはサードのバックアップに入るようだ。

外野からのサードへの返球は危ないからな。断固としてサードでランナーを止めるための技術だよ。

防御率まで変わってくるルーティーンの仕事だと考えるしかないよ。

外野手は「グローブのある方の足を一歩下げて打球の深さ、速度、方向を測定する」という作業を
必ず行うんだよ。
これをどこまで速く行うかが大事だ。
打球音と同時にフラフラと動き出してはいない。
伝説では「打球音だけで落下地点が分かる」と言われるが、そんなのは妨害電波だよ。
基本さえ踏まえれば守備のうまい下手は練習でカバーできる。
走ってくれなければ困るってことの方が大事だ。

2012年1月31日 (火)

洋書の探求~打者走者の走塁

左打者が外角のボールを打ったり、右打者がボールを打った瞬間は一塁へのスタートが切りにくいのは周知だろう。ここにも技術があるのだ。

右打者は、「右足から踏み出して体を倒す」、左打者は「右足を開いて左足から踏み出して体を倒す」、この時に、腰をかがめるのではなく「倒さなければならない」ということだ。これを「爆発」と呼ぶ。

一塁までの最短距離はもちろん「一直線のライン」を走ることであり、そのためには「目的地である一塁キャンバスを見る」ということが必要だ。野手の動向を見たり、走るのに夢中になって下を見てはいけない。

打球音とともに、9人の野手はこのランナーを止めるためのゲームを始めるのだ。

バッターは「小刻みに」「クイックで短いステップで」トップスピードに乗る。

ひじは体につけて90度にまげて振らなければならない。体から離して腕を振ると体が左右に揺れるため、最短距離では走れない。また、腕を伸ばすと、スタートがクイックではなくなる。

0.5秒や、3センチが勝負を決める打者走者の「一塁キャンバスでの勝負」はここからスタートする。

映像で「打った後のスタート」を研究してみるのも面白いのではないだろうか。

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